どちらの直線が長く見えるか?
■「契約できない」と突っぱねられたら
以前、私がネルソン・マンデラ元南アフリカ大統領とお会いしたときのことです。
リーダーシップの最も重要な要素は何か。そう質問したところ、答えは「フォロワーシップ」でした。人がついてきてくれなければリードすることもできません。
では、どうすれば人がついてきてくれるようになるのか。
「楽観的になりなさい。自信を持ちなさい。そして本物でなければならない」
また、破たんの危機にあったボーイングとフォードのCEOを務め、立て直したアラン・ムラーリー氏からはこんなアドバイスを受けました。
「もしあなたがCEO、もしくはリーダーであるならば、笑いなさい。社内ではみんながあなたのことを見ています。自室のドアを開けて一歩外に出たらショータイムの始まりです。笑顔を忘れてはいけません」
どちらの直線が長く見えるか?
その後、時間をかけ私はリーダーシップのモデルをつくってきました。その基礎になったのがこれらの原則です。いつも笑顔を絶やさず、楽観的で自信を持ち、自分らしくあることがビジネスパーソンの心がけとしてとても重要だと思います。
では打ちのめされ、自分が小さく見えてしまいそうな場面に直面したときはどうすべきか。例えば営業先で「契約なんてできない」と突っぱねられたときのことを考えてみましょう。
「相手が理解してくれない」「先方の判断が間違っている」
と、自分以外の誰かに責任を押し付けてしまう態度は、こうした状況でよくある間違いです。まずは、自分たちの努力がもっと必要なことを認めなければなりません。相手の企業が「この会社となら一緒に仕事をしていってもよい」と思えるところまで努力することです。
もう一つ重要なのは、忍耐強い態度を持ち、相手との関係を継続していくことです。いまの段階では契約できなくても、将来的には契約してくれるかもしれないからです。
引用元 http://zasshi.news.yahoo.co.jp/article?a=20160909-00020095-president-bus_all
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■私も心が折れることはあります
1960年、南アフリカ共和国生まれ。ケンブリッジ大学で法律の修士号取得後、英投資銀行のハンブロス銀行を経て、95年にマーク・ゲッティとともにゲッティ イメージズ設立。
以前、私たちはイギリスの通信社であるロイターで活躍している写真家を起用し、ワシントンDCで報道のビジネスを立ち上げようと考えました。そこで相当な時間をかけてこの写真家を説得したのですが、答えはノーでした。
実は写真家の父はロイターで40年間仕事をし、自身も25年間働いていたため会社が家族のような存在になり「行きたいけれど、移れない」と言っていました。
その連絡を受けた夜、私は写真家の自宅に電話を入れました。彼は私が怒って連絡をしてきたと思ったようですが、私はこう言いました。
「あなたの気持ちはよくわかります。本当に素晴らしい方だというのもよくわかりました。ですから将来、機会があったら私たちと仕事をしてくれると嬉しいと思います。一度、ランチでもご一緒しましょう」
そして2年後、彼は私たちと一緒に仕事をするようになりました。
私たちの業界は変化が激しいので、自分がやろうとしていることが絶対に正しいという自信はありません。しかし、とにかく何かをやらなければいけないことだけはわかっています。自信がなくてもとにかく始めてみて、うまくいかなければどんどん修正し前進していくことが大切です。
こんなお話をしてきましたが、実は私も心が折れるときはあります。周囲に気付かせないだけなのです。一歩外に出たら「ショータイム」ですから。
引用元 http://zasshi.news.yahoo.co.jp/article?a=20160909-00020095-president-bus_all&p=2
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自分を大きく見せるってやはり人とのコミュニケーションだったり
誠実に誠意を持つことなのでしょうね。
いつも笑顔を絶やさず、楽観的で自信を持ち、自分らしくあることがビジネスパーソンの心がけとしてとても重要!
大手企業のお人でもそう実感されるのですね。
私も心がけていきたいと思います。
( Rose )