ロコモ症候群といえば50代~60代を想像しそうですが、なんと20代~30代の女性がすでに症状が始まっているという事実をご存知でしょうか?ロコモティブ・シンドロームの略で「運動機能症候群」といった骨や関節、筋肉に障害がでて、日常の動作ができにくくなる状態を言います。その理由と改善方法を見ていきましょう。
若い女性に急増中「ロコモ症候群」診断
「ロコモ症候群」の原因は慢性的な運動不足からくる事が多く、現代の車社会によって歩くことも減り、エレベーター、エスカレーターなど日常的に体を動かすことが少なくなってきていることが大きな原因の一つです。まずはロコモかどうか2つのテストで確認してみましょう。
①「立ち上がりテスト」・・・高さ40cmの台に両腕を組んで腰かけ、両足は肩幅の広さ、床に対して膝が70度になるようにし片足だけで反動をつけずに立ち上がり3秒キープします。
➁「2ステップテスト」スタートラインを決めて両足のつま先を合わせる。そこからできる限りの大股で2歩あるいて最後に両足をそろえます。2回測って良い方の記録を「2歩幅(cm)÷身長(cm)=2ステップ値」の式に当てはめます。
①の40cmの高さから立ち上がれない場合か②のステップ値が1.3未満の「ロコモ度1」の場合は、日常生活で運動する習慣を心がけ、タンパク質やカルシウムなどバランスよい食事をとるように気を付けましょう。そして①が20cmでも立ち上がれなかったり、②が1.1未満だった場合は「ロコモ度2」となり何かしらの運動疾患がある可能性があるので整形外科の受診を受けたほうが良いとのことです。
引用元:https://goo.gl/U53vpc
こんな症状は危険!ロコモチェック
1:片足立ちで靴下を履くことができない
2:何もないところでつまずく
3:歩くのがだんだん遅くなっている
4:15分以上続けて歩けない
5:階段を上がるとき手すりに摑まる
6:やせ過ぎ
7:太り過ぎ
1つでも当てはまると将来ロコモという介護などの可能性が高まってくるので、年を重ねても健康で元気に生活をするためにも、食事からの栄養をしっかり取り、運動で筋肉や骨にも刺激を与えてきましょう。
毎日10分の動きをプラスしよう!
ロコモを回避するためにハードな運動が必要なわけではなく日常の中に、ほんの10分多く身体を動かすだけで変わってきます。毎日のほんの少しをプラスして、将来も健康に過ごせるように気を付けていきましょう。
1:歩く歩幅を広くして早歩きする。
2:通勤時はなるべく自転車や歩くようにする。
3:エレベーターなどは使わず階段で移動する。
4:スポーツイベントに参加をする。
5:仕事の合間や休憩時間は体を動かす。
6:テレビを見ながらストレッチ。
7:いつもより遠くの場所まで歩いて買い物をする。
8:掃除洗濯はキビキビと。
9:運動施設を利用する。
10:休日は外出を楽しむ。
数年前から「ロコモ」という言葉を耳にするようになりましたが、最近では若い女性にも運動機能障害が起きているといった事実に驚きました。私自身も運動不足は自覚ありでやばい状態ですね💦以前やっていたウォーキングもまた新めて始めたいと思います。
(キュレーター:rikako)