「さくらねこ」ってなに?

耳にV字の切れ込みが入っている猫を見かけたことはありませんか?可愛い猫なんですが何か違う・・・これが 「さくらねこ」 の正体です。不妊手術済みのしるしに、耳先を桜の花びらの形にカットしたノラ猫のことです。この耳のことを、さくら耳といいます。では、なぜノラ猫に不妊手術をするのでしょうか。 野良猫の耳カットについて、ご紹介していきます。

 

 

「愛され猫」のしるし

 

さくらねこの活動を進めているのは、昭和63年(1988年)に動物とヒトの幸せな共生を願って設立された「公益財団法人どうぶつ基金」です。毎年全国各地でたくさんの猫たちが、飼い主を見つけられず、命を奪われているという現実を変える為に始まった活動です。そんな思いから、平成16年度(2004年)より「猫の殺処分ゼロ」を目指すこの活動はスタートしました。

 

日本では1年間に10万匹の猫が殺処分されています。1匹のメス猫は1年に3回の出産が可能で、1度の出産で平均5~6匹の子猫を産みます。このデータを実証するように行政に引き取られる飼い主不明猫の約7割が生まれて間もない子猫です。「公益財団法人どうぶつ基金」では1匹でも多くの猫に不妊手術を施すことが殺処分ゼロを実現するのに最も有効な手段だと考えたそうです。

 

これにより全国の獣医師さんや行政、ボランティアの皆さんと協働して毎年数千匹の猫に無料で不妊去勢手術を施しています。この事業ではノラ猫に捕獲後、不妊去勢手術をして、手術済みのしるしとして、麻酔中に耳先を「V字」にカットします。この耳先の形が桜の花びらに似ていること、そして地域の皆さんに愛される桜のような存在になるように願いを込め、手術を終えた猫のことを「さくらねこ」と呼んでいます。だれが見てもわかる目印が必要になってきます。それが、さくら耳(みみ先カット)です。

 

 

無料で手術を受けられる仕組み

 

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しかし、避妊・去勢手術にはお金がかかります。そこで基金では、無料で手術を受けられる仕組みをつくりました。「さくらねこ無料不妊手術事業」では、猫をつかまえた協力ボランティアが全国48か所ある協働病院に持ち込めば、無料で手術を受けることができます。病院のない地域にはどうぶつ基金の獣医師団チームが行って、出張手術やワクチン投与、ノミ駆除などの獣医療を無料で行います。

 

審査に通ると、チケットが発行されます。このチケットを協力動物病院に持参すれば、無料で手術が受けられます。趣旨に賛同し、この事業に限ってボランティア価格で手術を行ってくれている動物病院には後日、どうぶつ基金から費用を支払います。こうした手術費用は、おもに寄付金で成り立っています。こうして今までに平成16年度から24年度までに手術を受けた猫は6200匹。環境省によると、この期間で全国の猫の殺処分数は23万匹から半数近くの13万匹(平成23年度)に減少したと言われています。

 

 

平成28年度さくらねこ無料不妊手術事業

 

行政に寄せられた2大苦情

 

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夜中の鳴き声(さかり、喧嘩)と尿の臭いです。
不妊・去勢手術を行えば

夜中のさかり声はなくなります。
尿の臭いも激減します。
性格が穏やかになり喧嘩がなくなります。
猫の数は急激には減りませんが、苦情は激減します。
そのうえ、猫が増えませんから将来、野良猫はいなく
なります。(野良猫の平均寿命は約5年)

引用元:ノラ猫への苦情と不妊・去勢手術のメリット(公益財団どうぶつ基金提供)

 

大きく3つの点が変わります!

1.多頭飼崩壊現場の支援が可能になります。
2.行政枠チケットには、不妊手術費だけでなく、ワクチン、ノミ除け薬がつきます。
3.地域ボランティアグループとの協働プロジェクトが可能になります。

 

日本では1年間で約8万もの猫が殺処分されています。約8割が産まれて間もない仔猫です。どうぶつ基金ではこの現実から考えて、1匹でも多くの猫に不妊手術を施すことが殺処分ゼロを実現するもっとも有効な手段だと考えています。さくらねこ無料不妊手術の協働事業は大きく分けて行政枠と一般枠があります。殺処分ゼロを実現するために、皆さんの立場にあった方法で協働と支援をお願いしています。

引用元https://www.doubutukikin.or.jp/activity/campaign/campaign-latest

 

 


 

さくらねこの活動を進めていることを初めて知りました。私の知人は家に野良猫が棲み付いたので可愛くてとても出て行きなさいと言えずに飼っていました。去勢手術を施す前にその猫も外で子供を作ってしまい、子猫の引き取りてをネットで募集したそうです。可なり遠方より貰いに来たと言っていたことを思い出しました。今はペットブームというよりも子供のように思っている方々が多いように思います。私も「にゃ~にゃ~」に癒されたい・・・

(キュレーター:remon)

 

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