心づかいが随所に。フィギュアスケートの「投げ込み花」

 

フィギュアスケートのシーズンを締めくくる最終戦。東京・国立代々木競技場で行われた世界国別対抗戦は、第2日の21日の男子フリーでは、前夜のSPを7位と出遅れた世界選手権覇者、羽生結弦クンは、「もう1回やっちゃえ!」と4回転5本に挑戦し、演技後半に3本の4回転ジャンプを決めて200・49点で1位。続く宇野昌磨クンも、4回転ジャンプの転倒があったものの、198・49点で2位となりました。選手が熱のこもった演技を見せると、リンクにはたくさんの花が投げ込まれます。演技終了後、スケートリンクにプレゼントを投げ入れる風習は世界中であっても、花を投げ入れるのは、日本以外ではあまりないそうです。どんな秘密があるのでしょう?

 

 

『投げ込み花』 は日本オリジナル

 

元フィギュア選手でタレントの村主章枝(すぐり ふみえ)さんが22日放送されたテレビ番組で、フィギュア会場でおなじみの『投げ込み花』の秘密を明かし、村主さんも投げ込みのアドバイスを送りました。

選手の演技が終了後、リンクに投げ込まれる花。これは日本フィギュアスケート連盟から「選手の演技を称えるために、何か作れないか」と相談を受けた東京都内の「みやた花店」が考案し、1994年から会場内で販売しています。リンクに投げ込む花は2種類あり、普通のものは500円。金メダルを意識したゴールドのものは、ちょっとサイズも大きくて1000円。選手によって花の色が決まっているそうです。

 

 

選手ごとに違う 「花」

 

選手ごとにイメージカラーがあるので、みやた花店さんでは花の種類にもこだわり、色の種類にも気を使っています。たとえば、羽生結弦選手のイメージカラーは「青」。羽生選手が出場する大会では青い花を用意したり、SPとフリーで衣装が違う選手の場合は、その日の衣装に合わせた色の花を用意するようにしているそうです。

 

 

『投げ込み花』 は工夫がいっぱい

 

リンクに投げ込むための工夫が随所にされています。氷に傷がつかないよう、また花びらが飛び散らないよう、通常より厚いフィルムで包まれています。さらに軽い花がリンクへと真っすぐ飛ぶための重しとなる給水スポンジ。この部分も二重に包装しているそうです。

もちろん、会場内の花を購入しなくても、外からの持ち込みも可能です。しかし、『投げ込み花』は選手の競技の場であるリンクに投げ入れるため、氷を傷つけないことが大前提です。できれば現在も連盟公認唯一の花店である「みやた花店」のアドバイスを受けた方がいいと村主さんは言います。「ジャッジ席の側で投げる人は、審判の頭に当たらないように気をつけて」というのも注意する点ですね。

引用元 Yahoo!ニュース

 

 


羽生選手はSPでミスが重なって7位となったにもかかわらず、「こんな悔しいのならもう一回やっちゃえよ!」と、さらに4回転に挑戦して成功させ、今シーズンを1位で締めくくりました。日本オリジナルの心遣いが込められた 「投げ込み花」 は、ぬいぐるみなど他のどんなプレゼントより、熱い演技を見せてくれる選手に捧げたいプレゼントではないでしょうか。

(キュレーター:SILVIA)

 

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