貴婦人の異名「ル・レクチェ」って知ってますか?

幻の洋ナシ「ル・レクチェ」の季節がやってきました。

 

ル・レクチェってなんですか

 

西洋ナシの代表格はラ・フランスですよね。でも、最近幻の洋ナシとして話題の千疋屋で一つ3000円もする新潟県特産の「ル・レクチェ」に熱い視線が集まっています。「ル・レクチェ」。洋ナシの中でも特に、病気にかかりやすい品種であり、また栽培の難しさから、「幻の品種」とも言われている果物です。

 

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ル・レクチェは、明治36年頃にフランス(オルレアン)から新潟県に来ました。西洋ナシの中でも特に病気などに掛かりやすく、その上、収穫後に厳密な温度管理下で、『40日~60日』ほど追熟させなければ食べられない非常に手間のかかる果実です。近年ではフランスでもほぼ栽培されていません。

 

 

ナシというと、シャリシャリっとした爽やかな食感をイメージしますが、ル・レクチェはまったく別物。メルティング質と呼ばれる、まったりとしたとろけるような肉質に特徴があります。果肉の柔らかさもあって、非常に傷みやすく、かつては流通過程で半分ほどダメになってしまうこともあったそうです。それを、新潟の農家の皆さんが研究会を立ち上げ、徐々に流通量を増やしてきました。

 

 

近年では「幻の洋梨」、「西洋梨の貴婦人」、「妖艶の果実」などとも呼ばれ、注目度が徐々に高まっています。旬は短くて、年末の約1カ月です。まさに冬の訪れを告げる最高の果物です

 

 

ル・レクチェの特徴

 

産地
1902年(明治35年)、新潟県中蒲原郡茨曽根村(のちの白根市、現在の新潟市南区)の庄屋小池左右吉が、ロシアのウラジオストクへ旅行した際にセイヨウナシに出会い栽培を決意、翌1903年(明治36年)に原産地フランスから苗木を直輸入したのが発祥とされています。現在、出回っているル・レクチェの殆どは、新潟県産といってもいい程、新潟県は都道府県別生産量、全体の80%程のシェアを占めています。今ではル・レクチェは新潟県の特産果実となっています。

 

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画像引用http://ameblo.jp/heartmarche/entry-11741778123.html

 

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画像引用http://ameblo.jp/heartmarche/entry-11741778123.html

 

外見
縦長で色鮮やか。追熟すると果皮がブライトイエロー(鮮やかな黄色)に変わります。大きさは350g前後で、果皮は「さび」が少なく、美しい外見です。

 

 

食感
緻密な果肉は糖度が高く、メルティング質と言われるザラつきのない柔らかな果肉が特徴。ジューシーでなめらかな食感を持っています。糖度が16%以上で多汁。酸味は少なく、甘味と芳醇な香りが広がります。

 

 

収穫時期
10月下旬に収穫しますが、迫熟に1ヶ月ほどかかるため、手に入るのは11~12月頃になります。

 

 

栄養価
果糖、ブドウ糖を多く含んでいるため、体や脳の働きを促進すると言われています。また果肉に含まれる豊富な水分は、発熱や頭痛にも効果的。食物繊維が多く便秘改善が期待出来ます。カリウムも多く含まれるため高血圧予防も見込まれています。

 

 

食べ頃5つのサイン

  • 色:果実全体が鮮やかな黄色に変わる(表の絵のような色)
  • 香り:甘い香りがしてくる
  • じく:茶色のじくがシワシワになる
  • くび:じくに近い実のくびの部分が茶色に変色してくる
  • 硬さ:手に持つとやや弾力のある感触になる

 

 

ラ・フランスとル・レクチェの違いは?

 

ラ・フランスと同じように有名な品種がル・レクチェです。ル・レクチェは新潟県のブランド品として、生産されている洋ナシです。今回はラ・フランスとル・レクチェとの違いをご紹介いたします。

 

1.高級品のルレクチェ

ル・レクチェは綺麗な黄色と洋ナシ独特の形姿から『西洋の貴婦人』と呼ばれています。洋ナシの中でも栽培が難しいため、原産地のフランスでも栽培はされていません。豊かな土壌と水、そして高度な栽培技術が必要な品種です。ラ・フランスは一般的な洋ナシですが、ル・レクチェは高級品として位置づけられています。

 

 

2.味・香りともに最高級品

ル・レクチェは酸味がほとんどなく、甘みがとても強い洋ナシです。食感も桃に近く、なめらかな食感ととろけるような味わいが楽しめます。追熟期間を終えると、芳醇な香りも強くなります。ラ・フランスはル・レクチェほど香りが強くありません。

 

 

3.ル・レクチェの旬はいつ?

ラ・フランスの旬は10月から1月と長く、秋の味覚の代表格です。ル・レクチェはまだ実が緑で石のように硬いうちに収穫し、約40日間ほど寝かせて追熟させてから出荷されます。ル・レクチェの旬は洋ナシの中でも一番遅く、12月に最盛期を迎えます。そのため、お歳暮などの贈り物として最適です。

 

 


 

洋ナシと言えば「ル・レクチェ」と子供の時から見て育ちました。ここ最近は、高級品の贈答用としてこの季節は引っ張りだこです。最高級品となると千疋屋で一つ3000円で店頭を賑わせています。収穫時期は緑で石のように硬いイメージです。寝かせて追熟させて出荷する頃には、甘いとろけるような芳醇の香りがします。食べる頃合いはル・レクチェに被せてあるビニールの袋に食べ頃5つのサインとして記載されているのでお口に入るタイミングは一番香高いときだと思います。

(キュレーター:remon)

 

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