ベビーカーの赤ちゃんは・・・

ベビーカーの赤ちゃんは・・・

年開け早々、ネット上で大論争に発展し、障害者差別、少子化問題といったことにまで議論が広がっていった 『ベビーカーの赤ちゃん初詣自粛』 問題。お寺で何が起こっていたのかキチンと理解した上でのツイートだったのか疑問がありますが、ベビーカーについて考えたいと思います。

 

始まりはお寺の「ベビーカーご利用自粛のお願い」の看板

 

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発端となった東京板橋区の乗蓮寺は、高さ13メートルの「東京大仏」があり、新東京百景にも選ばれている人気スポット。乗蓮寺は2年前まではベビーカー、車椅子での参拝を優先させていたお寺で、専用通路まで作り、係員を配置し安全に努めていました。それがどうしてベビーカー自粛を呼びかけることになったのでしょう。『乗蓮寺が 「ベビーカーご利用自粛のお願い」 の看板を出した』 とツイートされたことで、思いもよらない方向まで話題が発展して行っていることにご住職は頭を抱えています。

 

 

お年寄りがベビーカーにつまづいて倒れ怪我をしていた

 

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ところが思わぬトラブルが起こっていました。ベビーカー1台に家族が5人、10人と付いて専用通路を通ったり、ベビーカーがあれば優遇される寺ということが知れると、小学生くらいの子供をベビーカーに乗せて専用通路を行く親まで現れ、不快に思う他の参拝客からの苦情も多くなっていました。

そしてとうとう一昨年、お年寄りがベビーカーにつまづき、ベビーカーに抱き着く形で倒れてしまったのです。幸い軽傷で済みましたがけが人を出したことには変わりがなく、「警察からの要請」 もあり、昨年から 「ベビーカーご利用自粛」の看板を出すことになったのだそうです。

 

乗蓮寺のご住職は、『自粛のお願い』 の看板を出すのはとても残念だった、としたうえで、ネット上で今回の件が 「差別」 や 「少子化」 問題になるのは想像もつかなかったし、それが寺に対する批判にも繋がっていると頭を抱えています。 「あくまでも事故を回避するために設けた看板です。『自粛のお願い』 という表現だけでなく、もう少し説明を付けて、理解していただけるようにするべきだったのかもしれません」 と話されていました。

 

 

『ベビーカーマーク』

 

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国土交通省は2014年3月、公共交通機関を利用する際にベビーカーを折りたたまず優先的に利用できるスペースを示す 『ベビーカーマーク』 を作成しました。「電車やバスの車内では、ベビーカーを折り畳まないで乗車しても良い」というルールを明言し、その優先スペースを示すのが 『ベビーカーマーク』 です。幼い子をベビーカーに乗せたまま電車などを利用したいが、邪魔だと思われてしまうと悩む親がいる一方、実際に迷惑に感じる乗客の声も出ているため、マークを活用して双方のトラブルを防ぎ、ベビーカー利用者自身のマナー向上や、周囲の人に対して理解を促すのがねらいです。

ベビーカーは畳まなくていいからといって、混雑した電車内に偉そうに入っていくのも、それは違いますよね。

電車はみんなが使う公共交通機関ですから、ベビーカーマークがあるからといっても、ベビーカーで利用する側も気を遣いたいところ。少しでも混んでいる車両を避けたり、混んでいる時間はなるべく乗らないように心がけたいものです。子供の安全を第一に、誰もが気持ち良く交通機関を利用し、みんなで協力していけたらいいですね。

 

 


 

ある日バスに乗って発車を待っていたところ、運転手さんが降りて行き、ベビーカーの母親の介助を始めました。座席を上げ、ベビーカーを専用のベルトで固定し、それから母親が席についてようやくバスは遅れて発車しました。時代は変わったと思いました。

(キュレーター:SILVIA)

 

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SILVIA

SILVIA

夫と2男子の4人家族。昼は会社でワーキングレディ、夜は学びを求めてネットの住人。好きな作家は池波正太郎。好きな作品は「鬼平犯科帳」。勧善懲悪で今日もスッキリ!

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