がん治療法、人工知能が選択…シカゴ大・中村教授ら2年内に実用化目標
人工知能(AI)を活用して、がん患者に適した治療法を選んだり、
患者が治療の悩みを解決したりできるサービスを、米シカゴ大学の
中村祐輔教授と情報解析企業「FRONTEO」(本社・東京)が開発する。
がんの遺伝子研究で世界的に知られる専門家の経験や判断基準をAIが取り込み、
膨大な医学論文から学習して患者の遺伝情報などをもとに最適な治療の候補を提案し
2年以内のサービス開始を目指す。
また、患者が自宅から、病気や薬の基本について、無料で信頼できる最新の情報を
分かりやすく学べる。患者の文章から興味や関心を読み取る機能をAIに持たせ、
求める情報を的確に提供できるようにする。
医学論文は、米国の公的データベースだけで2600万件以上登録され、がん関連だけで
毎年20万件増えている。中村教授は「正しい情報が得られず、適切な治療を受けられない患者は
まだ多い。患者が後悔のない治療を受けられる仕組みを作っていきたい」と話す。
引用元:http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20161003-00050087-yom-sci
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腫瘍マーカーの意味、誤解していませんか?
日本の医療現場では、腫瘍マーカーが漫然と測定され、この数値に翻弄されている方は数多くおられます。
時に役に立つこともある腫瘍マーカーですが、その意味を理解しながら適切に活用しないと不安だけが残ると
いうことがあります。
主に腫瘍マーカーが使われる目的には、
(1)がん検診(がんの早期発見)
(2)早期がん手術後の経過観察(再発の早期発見)
(3)進行がんの「病気の勢い」の評価(治療効果判定)
数値は、あくまでも「参考」
腫瘍マーカーが上昇するのは、一般に、体じゅうにがんが広がっている「進行がん」の場合です。
腫瘍マーカーが上がれば、病気の勢いが増していて、治療が効いていないということ、下がれば、
治療が効いているということを示します。
腫瘍マーカーは、あくまで「参考」であり検査値の上下だけで思い詰めるほどの事ではありません。
健康な人に検査を行って、腫瘍マーカーが高かった場合、それをきっかけに、「進行がん」が見つかることもありますが、がんとは診断されないことも多く、「早期がん」が見つかることは稀(まれ)です。
逆に、腫瘍マーカーが正常値であったとしても、「早期がん」がないという保証にはなりませんので、
それだけで安心してしまうのは、正しい理解とは言えません。
「偽陰性」や「偽陽性」は多い
本当はがんがあるのに、検査では陰性(腫瘍マーカー正常)の結果が出ることを、「偽陰性ぎいんせい」と呼び、
本当はがんではないのに、検査では陽性(腫瘍マーカー高値)の結果が出ることを、「偽陽性ぎようせい」と呼びます。真の「陽性」であっても、見つかるのは「進行がん」であることが多く、がんを早期発見するという目的にはかなっていません。
こう考えると、(1)の目的で腫瘍マーカー検査を受けても、何もいいことはないように思えます。
ただ、一部の腫瘍マーカー(前立腺がん、卵巣がん、肝臓がん)は、「早期がん」でも数値が上昇するため、
がんの早期発見に活用できる可能性があります。健診では受けない方がよい.
健康診断を扱う業者の中には、腫瘍マーカー検査を「オプション」として提案し、追加料金を取っているところもあるようです。「オプション」と聞くと、なんだか、やっておいた方がよさそうな気になりがちですが、腫瘍マーカー検査の目的や、それに伴う不利益をよく理解した上で、適切な判断をする必要があります。
「健康診断では、腫瘍マーカー検査は受けない方がよい」というのが、私からのアドバイスです。
「再発の早期発見」に意義はあるか
(2)の「再発の早期発見」の場合も「偽陰性」や「偽陽性」の問題は、生じます。
腫瘍マーカー検査をめぐっては、いろいろな考え方があるわけですが、いずれの場面においても、
検査を受ける目的は何か
検査の精度はどうか(偽陰性や偽陽性の可能性がどれくらいあるのか)
検査結果をどう解釈し、どう行動するか
検査を受けることによって得られる利益は何か
検査を受けることによって生じる不利益は何か
といったことを、きちんと考えておくことが重要です。何でもかんでも検査は受けた方がよいとは考えず、
検査による不利益の存在も知っておく必要があります。
引用元:https://yomidr.yomiuri.co.jp/article/20131223-OYTEW62265/?from=yh
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「見つかりにくい」大腸がん特集…こんな症状には注意
治りやすいが、見つかりにくい――。この30年で患者が5倍に増え、最も多いがんになりつつある大腸がん。
「ステージ3」と呼ばれる段階でも80%は治る一方で、初期段階では特有の症状がない。
BS日テレ「深層NEWS」に出演した光仁会第一病院(東京都葛飾区)の杉原健一院長は、大腸がんの早期発見のためにも、
毎年の検診が重要だと訴えた。
◆食生活の変化と高齢化で、30年で5倍増
理由として、一般的によく言われているのは、食生活の欧米化、ライフスタイルの欧米化です。
肉食そのものが良くないということではなく、胆汁酸と腸内細菌の影響で、大腸がんが増えたと考えられます。
肉の種類としては、牛肉でも豚肉でも一般的に赤肉が大腸がんに関連しているとされていて魚や白身の鶏肉は
関係がないと言われています。
そしてもうひとつは高齢化による、遺伝子変化の蓄積です。大腸がんは、遺伝子の変化の蓄積で発生すると考えられていて、
だんだん年齢を重ねるごとに、遺伝子の変化が積み重なってくるわけです。
■ステージ3でも治る確率は8割
最初は小さな「ポリープ」と言われるものが大きくなり、がんになります。小さなポリープができてから、
手術が必要になるがんになるまでの期間は、少なくとも2年以上だと言われています。
大腸がんの場合、「ステージ3」までに発見されれば、治る確率がかなり高いと思います。
これが「ステージ4」になると、なかなか治すのは難しい。
■症状がない怖さ
ただ、大腸がんには、特有の症状がないという特徴がありますが、検診以前に気付く初期症状をまとめてみました。
(1) 便に粘液や血が混じる
(2) 下痢や便秘が続く
(3) お腹なかにしこりがある
(4) “残便感”がある
(5) 便意はあるが出ない
◆毎年の検診が大切
大腸がん検診は、自治体だと40歳以上になると受けられ具体的には、便の中に血が混じっているかどうかを
調べる便潜血検査という方法を使っています。
また、大腸がんができているのに、便潜血が陽性にならない人も14%~15%ほどいらっしゃいます。
ただ、その時に見つからなくても、1年に1回、大腸がん検診を繰り返して受けていれば、次には見つかります。
がんが見落とされていたとしても、1年ではそれほど急速に悪くはなりませんから、定期的に検診を受けることが大事なのです。
◆内視鏡治療、手術治療、抗がん剤治療、放射線治療
検診で診断されたらどのステージにあるのかを診断したうえで、治療法を決定します。
治療法には、内視鏡治療、手術治療、抗がん剤治療、放射線治療の4種類があります。
抗がん剤治療や放射線治療は、それによってがんが完全に消えてしまうということは、まず、考えられません。
手術で取り切れない場合の補完的な治療ということになります。大腸がんになりやすい人は、大腸ポリープの経験者、血縁者に大腸がんの患者がいる人、偏食や不規則な生活をしている人、そして加齢(老化)の影響を受けている人です。
大腸ポリープには悪性と良性がありますが、良性でも放置しておくと、だんだんがんになるポリープがあります。
一度、そういうポリープを作った腸は、あちらこちらにポリープを作りますから、定期的に大腸内視鏡検査をした方がいいということになります。赤肉とか加工肉の話を最初にいたしましたが、どれだけ食べたら大腸がんになりやすいのか、あるいは、どれだけ避けたらなりにくいのかという基準がありません。
適度な運動をしていた方が大腸がんにならないとも言われますが、どの程度の運動をしたらならないのか、なかなか目安がありません。やはり検診、検査をきちんと受ける、いわゆる2次予防ということになりますが、それが大切です。
引用元:https://yomidr.yomiuri.co.jp/article/20151001-OYTEW52646/5/
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人工知能が医師代わりになる。すごいですね~。
医師の知能を覚えていくまでは良いのですが
そのうち人工知能が人類を支配していきそうな
あれ?こんな映画ありましたよね~。
便利な反面なにか反動が起こらなければよいです。
しかしどこにいても最高の先生の治療が受けられたり
自分に最適な治療が見つかるのは良いですね。
がんも治る時代になってきましたし。
医療や介護の分野などにはおおいに
役立ってほしいですね。(キュレーター:rikako)