「ポン菓子」の名称、あなたの地方では何と言う?
駄菓子の代表ともいえる「ポン菓子」と言われて通じる人はどれ位いるでしょうか?お米に「ボン!!」と圧力をかけて膨らませたお菓子ですが、どうやら地域によって呼び名が違うようなのです。愛知県のポン菓子メーカー「家田製菓」さんによると愛知県知多郡ではお米が爆発することを「爆(は)ぜる」といいその語源から「米はぜ」と呼ばれているんだとのことです。他にもこんな呼び名がありました。
・北海道…「ドンがし」や「ドンまめ」
・群馬や長野…「とっかん」
・静岡…「はがし」
・神奈川…「爆弾」
・高地…「パットライス」
・福井…「米はじき」
・愛知…「パッカン」
詳しいところは不明ですが、ポン菓子が作られる時の音や過程が名前になっている感じがしますね。ちなみに「やおきん」から発売されている米菓子はニンジンの袋に入っていることから「にんじん」という名称で親しまれています。
引用元:http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20170311-00000037-it_nlab-life
「今川焼き?」「大判焼き?」呼び名の不思議
多くの人になじみがある「今川焼」ですがこれもいろんな呼び名がある事をご存知ですか?今川焼は、小麦粉、卵、砂糖を水で溶いた生地を使ってふんわり焼かれたお菓子で、中にはあんこ、クリーム、チョコレートなどのクリームが入った和菓子です。全国区では小判型の「大判焼き」という名前で広がったようですが、その地域や形状によって名前が違うようです。
今川焼名前の由来は、江戸時代中期の安永年間に今川善右衛門が〝今川橋″のちかくで販売したのが始まりという説と、駿河国(現在の静岡中部)を治めた大名や今川家の家紋である【引両紋】(家紋)の形から来たとの説があるそうです。
【形状や製法に基づく名称】
・今川焼…全国各地
・大判焼き…全国各地
・おやき…北海道、青森県、茨城県西部など
・回転焼き・回転饅頭…大阪市、堺市、九州、山口地方など
・小判焼き
・太鼓饅頭・太鼓まん・太鼓焼き…西日本各地、台湾
・二重焼き…広島県
【商品名や地域による名称】
・浅草焼…青森県
・あじまん…山形県ほか
・画廊まんじゅう…静岡県清水区
・御座候…姫路市、兵庫県、大阪府など全国各地
・御紋焼…奈良県天理市
・しばらく…滋賀県長浜市
・志まんやき…富士アイス系列
・人工衛星まんじゅう…兵庫県神戸市
・ずぼら焼き…和歌山県海南市
・天輪焼…三重県松阪市
・七腰焼…富山市
・花見焼…埼玉県蕨市
・日切焼…愛媛県松山市
・びっくり饅頭…広島県呉市
・ヒット焼き…愛媛県新居浜市
・横綱まんじゅう…岡山県津山市
小豆餡が主流だそうですが、白あんやイチゴクリーム、中にはポテマヨ、ハンバーグ等が入ったものもあるそうです。タイ焼きも材料は同じですが、型の形や生地の厚さにより食感が変わってくるみたいですね。
引用元:https://ja.wikipedia.org/wiki/%E4%BB%8A%E5%B7%9D%E7%84%BC%E3%81%8D
座り方の名前って違うの?
子供の頃、誰しもがしていた座り方、あの膝を抱える姿勢。あなたは何と呼んでいましたか?全国的にみると「体育座り」が多いようですが、愛知県・福岡県・兵庫県・岐阜県などでは「」体操座り」、関西では「三角座り」、北海道・東北地方では「安座」と呼ばれているんだとか。
少数派では山形の「体育会座り」、埼玉県の「箱座り」、静岡の「お膝抱えっこ」などなど、ひとつの座り方でいろんな言葉があるのだと知りました。これは、日本の方言からくる言葉の多様性を感じさせられる結果ですね。友達に聞いてみたらその子の出身地もわかるかもしれません。
地域によってこんなに言葉が違うんですね。生まれ育った言葉が当たり前と思っていたけれど大人になってから違いを知ることも多いですよね。狭い日本と言っても、言葉だけでなく食習慣も違っていて驚くこともありますが、その違いがとても新鮮で楽しいです。もっと行ったことのない地域のことを知りたいですね。
(キュレーター:rikako)