【デートDV】10代女性44%が経験
デートDVを経験している人が10代女性で44、5%もいることが支援団体調査でわかりました。対象は東日本や九州などの交際経験のある中高大学生の男女約2800人。精神的・身体的暴力だけでなく性的暴力や行動の制限など、男性でも27.4%の人が経験をしていました。
今までに見たり聞きたりしてきた事や体験被害として「殴る蹴る」「裸にされ外に出される」「避妊に協力してくれず妊娠した」等もありましたが、さらに深刻なものでは、女性の被害で「裸や性行為の写真を要求する」が9.6%、「避妊に協力しない」6.2%、返信が遅いと怒られる24.2%、「異性と話をしないと約束させられる」15.4%、「友人関係を決められる」14%などがありました。
2013年にDV防止法が改正されましたが、同居していない恋人間での暴力は対象外となっています。金沢大学の棟居准教授は「早い段階からの予防教育や教育機関、地域が対応できる法整備が求められる」と話しています。
引用元:http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20170313-00000005-mai-soci
どんな行動が「デートDV」になるの?
デートDVとは恋人同士の間で起こる暴力のことを言います。5つのタイプに分けられるのですが1つ目は殴ったり蹴ったりする「身体的暴力」、2つ目は他の異性と話をしてはいけないといった「行動の制限」3つ目は人の前で怒ったり馬鹿にしたりする「精神的暴力」、そして4つ目はいつもデートの時にお金を払させたり、お金を借りておいてそのまま返さないという「経済的暴力」、5つ目は嫌がる相手に無理やりキスをしたり性的関係を求める「性的暴力」が含まれます。
10代のカップルのうち3組に1組で起きているというとても身近な問題になっています。DVは暴力をふるった後に急に優しくなったりを繰り返し、どんどんエスカレートしその周期も短くなってくることが多いそうです。暴力が繰り返されると逃げる機会や気力がなくなっていってDVから逃れられなくなる危険がありますので、なるべく早くに気づくことが大切です。
デートDVの対策
デートDVに対しては、自分が我慢をすればおさまるというのは間違えのようです。逆に相手の行動をエスカレートさせてしまう可能性があるので、まずは自分がデートDVの被害者だということを認識しましょう。そして信頼できる人、保護者や友人などに相談することです。そして交際相手には自分が苦しんでいるということを伝えましょう。相手が自覚をしていない事も、よくあるそうです。
どうしてもDVをやめてくれないときは、きっぱりとお別れしましょう。ズルズル付き合っているとストーカーになる可能性もあります。もし、別れた後も暴力や嫌がらせをしてくる場合は警察に相談しましょう。被害にあった日時や状況などをノートに書いておいたり、写真に撮ったりなど証拠になるものを取っておくなどの対策も必要かもしれませんね。
引用元:http://alpha-biz.com/2679.html
デートDVは女性が被害者の場合が多いですが、男性にもある話なのですね。軽い嫉妬から始まり、気づけばDVにあってたなんてことのないようにしたいです。そのためには信頼する人に話をしておくことで自分がもしそれがDVをされてると気付かなかったとしても、第3者の冷静な目で早めの対応ができることもあると思います。「好きだから」では済まさず、嫌なことはイヤと言える勇気も必要だと思います。
(キュレーター:rikako)