なぜ夜? 時間栄養学で考える牛乳の飲み方
牛乳やヨーグルトは朝に食べるイメージがありますが、「時間栄養学」からいうと、乳製品は夜に飲むのがいいらしいんです。その訳とは。
私たちの体の中には体内時計というものがあり、時間栄養学にも欠かせない要素になっています。季節の暑さ、寒さに対応する「年周リズム」や毎日の「日周リズム」を含む5種類のリズムが合って、私たちは生活することができているのだそうです。
ところで骨粗鬆症という病気はご存知でしょうか?骨がスカスカになりもろくなる病気です。骨は常に破壊と形成を繰り返していて、普段はそのスピードが同じなので強度は保たれているのですが、女性ホルモンのバランスが崩れると破壊のほうが速くなり、骨粗鬆症になってしまい骨折しやすくなってしまうそうす。
骨を強くするには「運動」と「栄養(カルシウム・ビタミンⅮ)」そして「成長ホルモン」が必要です。この成長ホルモンが体内リズムで出されるのは、睡眠に入って1時間半後くらいと言われてますので牛乳は夕食や寝る前に飲むのが良いらしいです。牛乳が苦手な人は、ヨーグルトやスキムミルクもいいらしいですよ。
引用:http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20170205-00001356-nallabout-hlth
時間栄養学とは?
ここ数年で発展している新しい分野で、一言でいうと「体内時計を考慮した栄養学」のことです。時間によって栄養効果が変わっていったり、栄養素や食品成分によって体内時計が変化するというのもあるそうです。
時間栄養学で分かったことは「1:朝食による体内時計のリセット」「2:食品成分による体内時計への影響」「3:食事時刻による代謝への影響」です。体内時計はほぼ全身の細胞に存在しているのですが、食事はその体内時計の時刻決定の元となっていて、開始時刻によって活動期、休息気を決定しているそうです。なので朝食はバランスの良い規則正しくとることが望ましく、朝食をとらない人ほど肥満になりやすい傾向があるとのことです。
引用:http://www.naro.affrc.go.jp/nfri/introduction/chart/0304/chrononutrition.html
時間栄養学で効果的なダイエット
1:一日の食事エネルギーを10とした時、バランスは朝食3、昼食3、夕食4の比率にする。
2:朝日を浴びてから2時間以内に、タンパク質&炭水化物を多く含んだ朝食をとる。
3:夜9時を過ぎたら、軽い夕食にする。
私たちの中には5種類の体内時計があるといわれています。
画像:https://www.karadakarute.jp/tanita/diet/diet036.jsp
例えば女性の生理周期は月周リズムで、体脂肪の合成や分解をしています。睡眠や集中力は90分リズムが影響していて、集中力が切れてブレイクタイム…というのはこれらの周期と食欲との関係が深くあるのだそうです。そして、気になるダイエットに最も影響するのが「日周リズム(サーカディアンリズム)」なんだそうです。
画像:https://www.karadakarute.jp/tanita/diet/diet036.jsp
朝食を抜く&夜食を食べると太る?
朝ごはんを抜くと80~100㎉の消費カロリーが節約されて、夜食では40~50㎉の脂肪が蓄積されるといわれています。ということは120~150㎉のプラスになり、一食抜いているのに、逆に太るという結果になるそうです。
引用:https://www.karadakarute.jp/tanita/diet/diet036.jsp
少しずつですが、時間栄養学で科学的な根拠が証明されてきたわけですが初めて聞いたことは少なく、昔、親から教わってきた当たり前のことが、健康的にはよかったということですね。規則正しい生活がすべてにつながっているということで、少しずつでも朝方に直していきたいなと思います。
(キュレーター:rikako)