作りおきより日持ちする「味つけ冷凍」
仕事をしている女性等、忙しい主婦は週末におかずをまとめ作る「作り置き」をしている人も多いと思いますが、それには少し欠点があります。それは長く日持ちしないこと。冷蔵で3~4日、長くて5日位しかもたない。そこで注目したのが、作り置きが進化した「味付け冷凍」です。その味付け冷凍とはどういうものなのでしょうか?
味付け冷凍は、保存袋に肉や魚、調味料をいれて冷凍しておくだけ!料理に使うときは、凍ったまま使用します。数種類作っておけば料理のバリエーションも増えるし、何といっても1か月の保存ができるのは大きなメリットです。
材料を混ぜ、凍らせるだけなのでとても簡単、そのうえ味がしみこみ調理時間も短縮できるといいことだらけ。好きな時に使えるので買い物に行けない時にも便利です。一つ注意なのは、解凍したものは必ず調理し、再冷凍は避けましょう。
<味付け冷凍の作り方(基本)>
1、材料を切る(この時、素材の大きさ・厚みを一口大にして大きさをそろえる。これにより、味が均一にしみ調理の時短にもなる)
2、袋に入れてもむ(ホタテなど身が崩れやすいものは優しくもむようにする)
3、平らにして冷凍にする(袋の口を3分の2ほど閉じて、空気も抜きながら薄く平らにしていくことで、冷凍時間も早まり、調理もしやすい))
冷凍保存レシピ
【鶏もも肉(塩レモン味)】
・鶏もも肉 1枚
・レモン汁 大さじ2
・レモンの輪切り 2枚
・塩 小さじ1/3
調理例)鶏肉とプチトマトグリル、鶏肉と大根のさっぱり煮、鶏肉のゴーヤ炒め
【炒め玉ねぎ】(冷凍保存1か月)
・玉ねぎ…1個
・塩…小さじ1/2
・こしょう…少々
・サラダ油…小さじ2
調理例)オニオングラタンスープ・ミネストローネスープ
【鶏もも肉の照り焼き】(冷凍保存1か月)
・鶏もも肉…1枚(300g)
・醤油…大さじ2
・酒…大さじ1
・砂糖・みりん…各小さじ2
調理例)そのまま焼く
【牛丼】(冷凍保存1か月)
・牛コマ切れ肉…200g
・玉ねぎ…1/2個
・しめじ…1/2房
・醤油…大さじ2
・酒・みりん…各大さじ2
・砂糖…大さじ1
*牛コマは食べやすい大きさ、玉ねぎは薄切り、しめじは石づきを取ってほぐしておく。
【マッシュポテト】(冷凍保存1か月)
・じゃがいも…6個
*じゃがいもはよく洗ったら、濡れたキッチンペーパーで包む。さらにラップにくるんで、耐熱皿に入れて600wの電子レンジで15分加熱。フォークでつぶして、冷めたらジップロック保存。
常備したい3つの基本“下味おかず
野菜一つでできる「下味おかず」はそのまま食べて良し、ほかの料理にアレンジしても良しな便利な常備菜。忙しい朝にも大活躍間違いなしです!
【キャベツの塩漬け】
画像:https://www.ei-publishing.co.jp/articles/detail/ei-cooking-422806/
・キャベツ…1個
・塩…約大さじ1
<作り方>
1、キャベツは芯をとって、約3cmのざく切りにする。
2、ボウルに入れて塩を振ってもむ。そして10分以上おく。
3、水けをきり、保存容器に入れて冷蔵庫で保存する。(すぐに使える)
調理例)耐熱皿に、塩漬けしたキャベツをいれそこに卵をおとす。ラップをして、600wの電子レンジで1分加熱。塩コショウで出来上がり。
【にんじんのナムル】
・にんじん…2本
・水…1ℓ
・塩(塩ゆで用)…小さじ1
・塩(味付け用)…小さじ1/2
・ごま油…大さじ1/2
・いりごま(白)…大さじ1/2
<作り方>
1、にんじんの皮をむき、4㎝長さのせん切りにする。
2、塩を加えた熱湯で、サッとゆでる。
3、ざるにあげたら、塩・ごま油・ごまを混ぜて保存容器に入れる。
調理例)鍋に400mlの水を入れて、ひと煮立ちしたら鶏がらスープの素小さじ1とニンジン30gをいれる。煮立ったら小さじ1の水溶き片栗粉をいれとろみをつけてからから、とき卵をいれる。
【玉ねぎの塩もみ】
・玉ねぎ…4個
・塩…小さじ2
<作り方>
1、玉ねぎは半分に切り、繊維に沿って薄切りにする。
2、ボウルに1を入れて塩を加えてもむ。保存容器に移して保存。(30分後から利用できる)
ほんの少しの下ごしらえだけで、毎日の食事の支度が驚くほど時短で楽になります。何事も段取りが大事なんですね。しかも食材を傷ませることなく使い切れるという素晴らしいメリットもあり、忙しい女性にはいいことづくし。味付け冷凍ならば、生のまま凍らせられるのでとっても簡単ですし、私も作っておいて、日々の食事作りの時短を図りたいと思います。
(キュレーター:rikako)