現代になくてはならないパソコンやスマートフォン。ますます画面を見ている時間は増えるばかり。目の疲れも感じやすくなってきます。そんな時、気軽にできる目のストレッチは場所や道具をわざわざ用意しなくていい、習慣にしたいメンテナンス方法ではないでしょうか。目も筋肉で動かされているのですから、目の体操をした後は眼球の動きも軽く感じるでしょう。
ギューッ・パッ 体操
閉じて開いて 上下左右見て
毛様体筋のコリをほぐすのが目的です。
強くまぶたを閉じることが、眼球奥の眼筋を指圧するのと同じような役割があるといわれます。「指圧→筋肉を伸ばす→指圧」、 この繰り返しが筋肉をよりほぐすのだそうです。
やり方
1. ~8.の運動を行って、目を閉じることと見ることを繰り返します。
1. 目をギュッと閉じる。一気にパッと開き、上を見る。
2. 目をギュッと閉じる。一気にパッと開き、下を見る。
3. 目をギュッと閉じる。一気にパッと開き、右を見る。
4. 目をギュッと閉じる。一気にパッと開き、左を見る。
5. 目をギュッと閉じる。一気にパッと開き、右上を見る。
6. 目をギュッと閉じる。一気にパッと開き、右下を見る。
7. 目をギュッと閉じる。一気にパッと開き、左上を見る。
8. 目をギュッと閉じる。一気にパッと開き、左下を見る。
始めと終わりに目をぐるりと回しながら八方を見て、最後に眼球の動きが楽になっていたら、コリがほぐれて いるのを実感できるでしょう。
瞳のストレッチ体操
長時間熱中してものを見続けた時は、必ず目の休憩時間を作って、ストレッチをしましょう。目の筋肉をしっかり伸ばすことはとても大切です。
やり方
1.と2.の動作を交互に10回繰り返します。
1.顔の前に指を立て、指先にピントを合わせます。
2.指の向こうの景色にピントを合わせます。
長時間熱中してものを見続けると、正確に見るためのピント調節筋が緊張し続け、一時的に近視状態になることも(仮性近視)あります。この状態が続くと、最終的に眼球が伸び、本当の近視になってしまうケースも。上手に目の筋肉を休めるようにするようにしましょう。
仕上げに目を温め、血行をよくする
ストレッチの後は温めて仕上げます。お風呂で湯船よりも少し高い温度に設定したシャワーをまぶたに当てたり、お湯で絞った蒸しタオルを載せたり、ホットアイマスクを使うのも便利です。42度のシャワー温度は疲れ目をやわらげる効果が得られるといわれます。パソコンやスマホのような光源を見ることが多いと、まばたきが少なくなってドライアイにもなりがちですが、温めると血行が良くなるからか、翌朝起きたときの目のスッキリ感も違いますね。
どうしても画面を多く見ることが増えてきています。テレビもモニターも大きくなるばかり。現代社会は目が疲れることがたくさんです。先日発表された眼鏡をかける子どもの割合が増えているというニュースも無理はありませんね。そんな時は、目のストレッチをして温めたり、いたわってあげましょう。スッキリして気持ちいいですよ。
(キュレーター:SILVIA)